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投資の税金完全ガイド:株・FX・金・ビットコインの税率を徹底比較【2026年版】

公開日: 2026年5月4日 | 最終更新: 2026年5月4日 | 読了目安: 約10分

「株で利益が出たら何%の税金?」「ビットコインの税金が高いって本当?」「金は税金どうなるの?」——投資を始めたばかりの方が必ず気になるのが税金です。商品によって税率が大きく違うため、知らないと損する可能性も。

この記事では、株式・配当・FX・金・ビットコイン・NISA・iDeCoの税金を一覧比較しながら、損益通算ルール・確定申告の判断基準・節税テクニックまで、初心者にも分かるように丁寧に解説します。

📝 30秒サマリー:投資商品別の税率早見表
  • 📈 株式・投信・配当: 申告分離課税 20.315%(特定口座なら自動)
  • 💱 FX・CFD: 申告分離課税 20.315%(株とは別枠で損益通算)
  • 🥇 金CFD・先物: 申告分離課税 20.315%(FX・CFDと通算可能)
  • 🪙 金現物: 譲渡所得(保有5年超で税率半額に)
  • ビットコイン・暗号資産: 総合課税 最大55.945%(最も高い)
  • 🆓 NISA: 完全非課税(年間360万円・生涯1,800万円まで)
  • 🆓 iDeCo: 拠出時・運用時非課税、受取時に控除
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1. 投資商品別 税率比較表(一覧)

まずは商品別の税率を一覧で見てみましょう。同じ「投資の利益」でも、商品によって税率が大きく違うのがポイントです。

商品課税方式税率備考
📈 株式・投信(売却益) 申告分離課税 20.315% 特定口座(源泉徴収あり)なら確定申告不要
💴 配当金 申告分離 or 総合課税 20.315% 所得が低いと総合課税で配当控除を使う方が有利な場合あり
💱 FX 申告分離課税 20.315% 株とは別枠。FX・CFD・先物で損益通算可能
🛢️ 商品CFD(金・原油など) 申告分離課税 20.315% FXと同じ枠で損益通算
🥇 金先物 申告分離課税 20.315% FX・CFDと損益通算可能
🪙 金現物(地金・金貨) 譲渡所得(総合課税) 5〜55.945% 5年超保有で税率半額(1/2課税)
₿ ビットコイン・暗号資産 総合課税(雑所得) 最大55.945% 給与所得と合算、累進課税で最大税率
🆓 NISA 非課税 0% 年360万円、生涯1,800万円まで
🆓 iDeCo(運用益) 非課税 0% 拠出も全額所得控除、節税効果絶大
覚えておくべきポイント:「株・FX・金CFD」はすべて20.315%の固定税率。一方、ビットコインは総合課税で年収によって5%〜55.945%と大きく変動します。NISA・iDeCoは制度を使えば非課税。

2. 株式・投信・配当の税金(20.315%)

税率の内訳

株式の売却益や配当にかかる20.315%は、以下の内訳になっています。

例えば100万円の利益が出たら、税金は203,150円。手取りは796,850円となります。

特定口座(源泉徴収あり)なら確定申告不要

証券口座を開設するときに「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでおけば、利益が出た瞬間に証券会社が自動で税金を引いてくれます。確定申告は原則不要です。

口座種類確定申告特徴
特定口座(源泉徴収あり)不要初心者向け。最もラク
特定口座(源泉徴収なし)必要(簡易)利益が20万円以下なら申告不要
一般口座必要(自己計算)面倒、ミスのリスク大

配当金は2つの選択肢

配当金は 「申告分離課税(20.315%)」「総合課税(5〜55.945% + 配当控除)」 から選べます。年収に応じて有利な方を選べばOK。

3. FX・CFDの税金(20.315%)

FX(外国為替証拠金取引)やCFD(差金決済取引)は、株式とは別枠の申告分離課税20.315%です。

株とFXは損益通算できない

同じ20.315%の税率でも、株式の損益とFXの損益は通算できません。それぞれ独立した「枠」になっています。

含まれる商品損益通算
株式枠株式・投信・ETF・REIT・配当枠内のみ
FX・先物枠FX・CFD・商品先物・金先物・原油先物枠内のみ
暗号資産枠ビットコイン等の雑所得暗号資産同士のみ

確定申告は基本必要

FX・CFDには「特定口座(源泉徴収あり)」が存在しないため、利益が出た場合は確定申告が原則必要です。ただし、給与所得者で年間利益が20万円以下なら申告不要(住民税は別途必要)。

4. 金(ゴールド)の税金 — 現物と先物で大違い

金投資は購入方法によって税金の扱いが大きく異なります。これを知らないと損します

20.315%金CFD・金先物・金ETF

FX・CFD枠で申告分離課税20.315%。短期売買向き。SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券などで取引可能。

5〜55.945%金現物(地金・金貨・純金積立)

譲渡所得として総合課税。年間50万円までは特別控除あり。5年超保有すると税率が半分(1/2課税)に。長期保有向き。

金現物の計算式

5年以下保有(短期譲渡)

課税所得 = 売却額 − 取得費 − 50万円(特別控除)

5年超保有(長期譲渡)

課税所得 = (売却額 − 取得費 − 50万円) × 1/2

長期保有の方が圧倒的に有利。例えば100万円の利益(取得費除く)の場合、5年以下なら最大55%課税ですが、5年超なら半額の最大27.5%程度に。

5. ビットコイン・暗号資産の税金(最大55.945%)

ビットコインや暗号資産(仮想通貨)の利益は、雑所得として総合課税になります。これが投資商品の中で最も税負担が重いポイントです。

所得税率は累進課税

課税所得所得税率住民税合計(含む復興税)
〜195万円5%10%15.105%
〜330万円10%10%20.21%
〜695万円20%10%30.42%
〜900万円23%10%33.483%
〜1,800万円33%10%43.693%
〜4,000万円40%10%50.84%
4,000万円超45%10%55.945%

給与所得と合算される

例えば年収500万円のサラリーマンが、ビットコインで300万円の利益を出した場合:

暗号資産は株式・FXとの損益通算ができません。また、暗号資産同士の損失は翌年に繰り越しもできません。利益が大きい年に税金が想定以上にかさむケースがあるので注意。

暗号資産の課税タイミング

「日本円に戻したときだけ課税」と思っている方が多いですが、実は以下のタイミングでも課税対象になります。

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6. NISA・iDeCo(非課税の超優遇制度)

新NISA(2024年1月〜)— 完全非課税

新NISA口座内で運用した利益・配当はすべて非課税。一般口座と比較すると、利益100万円なら約20万円の差が出ます。

項目つみたて投資枠成長投資枠
年間枠120万円240万円
合計年間枠360万円
生涯枠1,800万円(うち成長枠は1,200万円まで)
対象商品金融庁認定の投信株式・ETF・投信
非課税期間無期限

iDeCo(個人型確定拠出年金)— 三段階で非課税

究極の節税ペア: NISA(年360万円)+iDeCo(年14.4〜81.6万円)を併用するのが、サラリーマン投資家の王道戦略。年間500万円以上を非課税で運用できる枠が確保できます。

7. 損益通算ルール — 損失は3年繰り越せる

同じ「枠」内なら、複数の口座・商品で損失と利益を相殺できます。これを損益通算といいます。

株式枠の例

3年間の繰越控除

その年に通算しきれなかった損失は、翌年以降3年間繰り越して、将来の利益と相殺できます。確定申告が必要です。

損益繰越損失残高
2026年-100万円-100万円
2027年+30万円-70万円(30万円分相殺、税金ゼロ)
2028年+50万円-20万円(50万円分相殺、税金ゼロ)
2029年+40万円0(20万円相殺、20万円のみ課税)

枠を超えた通算は不可

8. 確定申告は必要?判断フローチャート

「確定申告する必要があるか」を以下のフローで確認できます。

  1. NISA・iDeCoのみで運用している → 確定申告不要
  2. 特定口座(源泉徴収あり)で利益が出ているだけ → 申告不要(ただし損益通算したいなら申告した方が得)
  3. 給与所得者で投資の利益が年間20万円以下 → 所得税の申告は不要(住民税は別途申告必要)
  4. FX・CFDで利益が出た(特定口座対象外) → 利益20万円超なら申告必要
  5. ビットコインで利益が出た → 利益20万円超なら申告必要
  6. 損失が出た(株・FX) → 申告すれば3年間繰越できるので申告した方が得
会社員でも住民税の申告は20万円以下でも必要な場合があります。お住まいの市区町村のルールを確認してください。

9. 節税テクニック5選

① NISA・iDeCoを最大限活用する

これが最強の節税。年間枠(NISA 360万円+iDeCo 14.4〜81.6万円)を上限まで使い切る。

② 損出しで利益と相殺

年末に含み損のある銘柄を一旦売却して損失を確定させ、その年の利益と相殺。同じ銘柄を翌営業日以降に買い戻せば実質的にホールド継続。

③ 損失を翌年以降に繰り越す

損失が出た年は必ず確定申告して、3年間の繰越控除を確保。

④ 年収に応じて配当課税方式を選ぶ

年収695万円以下なら配当の総合課税+配当控除を試算。確定申告で還付を受けられることも。

⑤ ふるさと納税で実質節税

投資ではないが、課税所得を減らせるためトータルの税負担を最適化。年収500万円なら6万円程度のふるさと納税枠あり。

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10. まとめ

投資の税金のポイントを最後に整理します。

税金を制する者は投資を制す——とまでは言いませんが、知らないだけで年間数万円〜数十万円損するのが税金の世界です。特にビットコイン投資家は税率が高いため、利益確定のタイミングや出口戦略を慎重に。NISA枠が空いているなら、まずそこから埋めるのがセオリーです。

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本記事は2026年5月時点の税制に基づく情報提供を目的としたものであり、税務助言・投資助言ではありません。実際の確定申告・節税対策は、国税庁の公式情報や税理士にご相談ください。税制は変更されることがあります。