【9/28】日本2年国債利回りが1.975%──1995年以来31年ぶりの高水準、市場は日銀の追加利上げを織り込む動きを強める
📋 結論3行サマリー
- 日本の2年国債利回りが9月28日に1.975%まで上昇し、1995年以来約31年ぶりの高水準を記録した。5年国債利回りも3ベーシスポイント上昇して2.43%と過去最高水準に達した(出典:Bloomberg「Japan's Two-Year Bond Yield Nears 2% as BOJ Rate Hike Bets Mount」2026-09-28、日本経済新聞「債券15時 長期金利、一時3.095%に上昇 5年債利回りは過去最高」2026-09-28)。2年債は日銀の政策金利と連動しやすい年限であり、この水準は市場参加者が現在の政策金利(1.25%)からさらなる引き上げを見込んでいることを示唆するとされる。
- 日銀は2026年9月18日の金融政策決定会合で政策金利を0.25ポイント引き上げ、1.25%(1995年以来の水準)にした。賛成7対反対2の分かれた会合だった(出典:CNBC「Bank of Japan raises interest rates to 31-year high, flags concerns over inflation」2026-09-18、Al Jazeera「Bank of Japan raises rates to 31-year high of 1.25% as inflation rises」2026-09-18)。市場では次の利上げを10月か12月の会合と見る見方が広がり、元日銀理事の門間一夫氏も「情勢次第では10月利上げもあり得る、12月はほぼ確実」との見解を示したとされている(出典:Bloomberg「日銀は情勢次第で10月利上げも、『12月はほぼ確実』-門間元理事」2026-09-27)。これは元理事個人の見方であり、日銀の決定や時期を示すものではない。
- 日経平均株価は9月28日の大引けで前週末比486.58円安の65,877.62円と6営業日ぶりに反落した。国内長期金利が10年債で一時3.095%に上昇する中、半導体関連株などが売られた(出典:日本経済新聞「日経平均大引け 6日ぶり反落 486円安の6万5877円」2026-09-28、財経新聞「日経平均は6日ぶり反落、大引けにかけて下げ幅拡大」2026-09-28)。
📰 何が起きたか──9月28日のJGB市場
9月28日(月)、国内債券市場では国債全体にわたって利回りが上昇した。とりわけ注目されたのは2年国債と5年国債の動きだった。
2年国債利回りは一時1.975%まで上昇し、1995年以来31年ぶりの高水準を記録した(出典:Bloomberg「Japan's Two-Year Bond Yield Nears 2% as BOJ Rate Hike Bets Mount」2026-09-28)。5年国債利回りは3ベーシスポイント上昇して2.43%となり、過去最高水準に達した(出典:日本経済新聞「債券15時 長期金利、一時3.095%に上昇 5年債利回りは過去最高」2026-09-28)。10年国債利回りも一時3.095%と、前週末終値(3.055%前後)からさらに上昇した。
🔍 なぜ起きたか──3つの主な背景
① 日銀の9月利上げと次回会合への思惑
日銀は9月18日の会合で政策金利を1.25%に引き上げた。これは1995年以来の水準への引き上げで、賛成7対反対2の分かれた結果だった。会合後の植田和男総裁の会見では「経済・物価の見通しが実現していけば、引き続き政策金利を引き上げていく」との方針が示されたとされ、次の会合(10月末・12月)への思惑が債券売り(利回り上昇)につながったとみられる(出典:CNBC同上、日本経済新聞「日銀利上げ『次の次』はいつ?」2026-09-19)。
② 米国金利の高止まりと世界的な債券売り
前週末(9月26日)の米10年国債利回りは5.2%台で高止まりしており、世界的な債券売り(利回り上昇)の流れが国内にも波及したとみられる。日米の金利差縮小への思惑(日本側の金利上昇)も加わった(出典:日本経済新聞「債券11時 長期金利、3.095%に上昇 2年金利は31年半ぶり高水準」2026-09-28)。
③ 国内のインフレと賃金上昇
日銀が注目するサービス部門のインフレ指標が2年以上ぶりの速度で上昇しているとの観測や、春闘を経た賃金上昇の持続が物価上昇を支えるとの見方が、「日銀は利上げを続けられる」という認識の広がりにつながっているとされる(出典:Bloomberg同上、The Standard「Japan bond yields rise on faster BOJ rate hike bets, inflation concerns」2026-09-28)。
📊 マーケットへの影響の考え方(3つの視点)
📌 今後の投資家チェックポイント
| 日程(予定) | 内容 | 注目の理由 |
|---|---|---|
| 9月30日(水) | 米PCEデフレーター(8月分)発表 | Fedが重視するインフレ指標。結果次第で米国金利の動向が変わり、JGBへの波及も考えられる |
| 10月2日(金) | 米雇用統計(9月分)発表 | 米国の金融政策見通しを左右する。米金利の動向が国内債券市場にも波及する可能性がある |
| 10月末(予定) | 日銀金融政策決定会合 | 次回の利上げ判断が注目される。市場は10月または12月を有力と見る向きがある(確定ではない) |
| 随時 | 日銀政策委員の発言・物価指標 | CPI・サービス物価・賃金統計が追加利上げの可能性を左右するとされる |
| 随時 | 為替(ドル円)の動向 | 日米の金利差縮小観測が円高につながるかどうか、当局の発言や実際の介入動向に注意が向けられている |
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