🧪 AIはどんな瞬間にシグナルを出すのか——発火条件をチャートで解剖する図解カタログ
当サイトのシグナル成績ダッシュボードや「AIシグナル研究日誌」には、「発火」という言葉が繰り返し出てきます。rsi_oversold_bounce が発火した、high_break が何勝何敗だった——でも、それがチャートのどの瞬間を指しているのかは、これまで文字でしか説明してきませんでした。
この記事では、AIが監視しているすべてのシグナルについて、「どんな形のチャートで」「どの1本のローソク足で」発火するのかを手描きの図解で解説します。大事な前提をひとつ:発火条件はすべてコードに固定されていて、人間の裁量は一切入りません。同じ形が来たら必ず発火し、必ず記録されます。だからこそ後から成績を正直に検証できます。
1️⃣ 全体像——18銘柄を機械が定時監視
監視対象は金・銀・原油・日経225先物・S&P500先物・ビットコイン・主要FXペアなど18銘柄。それぞれ4時間足・1時間足・日足の3つの時間軸で、決まった時刻にプログラムが最新のチャートを取得し、これから紹介する条件に当てはまるかを機械的に判定します。
シグナルは大きく3つのグループに分かれます。
- 逆張り系(売られすぎ狙い)——下げ切った場所での反発開始を捉える。当サイトの検証で繰り返し勝ち側に出ているグループ
- 順張り系(勢い乗り)——上昇の勢いに乗る教科書的な買いサイン。ところが当サイトの前向き実測では負け側に出ており、買い方向は門番機能がブロックする
- 警戒系——過熱や下方向への転換を知らせる注意喚起。売買の合図ではなく状況ラベル
2️⃣ 図解①:逆張り系シグナル(売られすぎで発火)
まずは検証成績が良い方から。逆張り系の3シグナルは、いずれも「下落が続いたあと、下げ止まって上を向いた最初の1本」で発火します。下の図は同じ場面に3つの条件が重なった例です(オレンジの枠が発火バー)。
🟢 RSI過売り反発(rsi_oversold_bounce)
前のローソク足でRSIが30を下回り、今のローソク足でRSIが前より上昇(ただしまだ50未満)——つまり「落ち切って、上を向いた最初の1本」だけを拾います。RSIが30を割っている間ずっと鳴り続けるのではなく、反転の瞬間に1回だけ発火するのがポイントです。
🟢 ボリンジャー−2σタッチ(bb_lower_touch)
ローソク足の安値が−2σバンドに接触し、終値が安値より上(=下ヒゲで戻した形)で発火します。さらに「終値がバンド幅の下から3割以内にあること」という追加条件付き。これは過去の検証で「バンド上半分にいるのに発火するケースが35%あり、その勝率がわずか13%だった」という不具合を発見して塞いだ名残です。条件は一度決めたら終わりではなく、検証で欠陥が見つかれば直します(直したことも公開します)。
🟢 サポート反発(support_bounce)
直近20本の安値を割らずに、その安値からATR(平均的な値幅)の半分以内まで接近して下げ止まり、陽線方向へ反発したら発火。「サポートラインでの下げ止まり」を機械の言葉に翻訳した条件です。過去データの検証(57回・勝率59.6%・平均+0.485R)で最も有望だった型のひとつですが、現在は記録のみの試用期間中で、前向き検証を通るまで通知には使いません。
3️⃣ 図解②:順張り系シグナル(上昇の勢いで発火)
次は教科書で「買いサイン」とされる順張り系。上昇が伸びた場所で発火します。
発火の瞬間はどれもシンプル
- 高値ブレイク(
high_break):終値が直近20本の最高値を上抜けた瞬間 - MAゴールデンクロス(
ma_golden):25期間移動平均が75期間移動平均を上抜けた瞬間(下抜けはma_dead) - MACDゴールデンクロス(
macd_golden):MACD線がシグナル線を上抜けた瞬間(下抜けはmacd_dead)
4️⃣ 発火条件カタログ(全シグナル一覧表)
主要シグナルの発火条件を一覧にまとめます。「向き」は発火時にAIが付けるラベルで、売買の推奨ではありません。
| シグナル | 発火の瞬間(チャート上の条件) | 向き | グループ |
|---|---|---|---|
| 🟢 RSI過売り反発 | 前の足でRSIが30を割り、今の足で反発開始(RSIはまだ50未満) | 買い候補 | 逆張り(勝ち筋) |
| 🟢 BB −2σタッチ | 安値が−2σに接触し下ヒゲで戻す(終値がバンド下方3割以内) | 買い候補 | 逆張り(勝ち筋) |
| 🟢 サポート反発 | 直近20本安値を割らず+0.5ATR以内で下げ止まり、陽線反発 | 買い候補 | 逆張り(試用中) |
| 🟢 出来高反発 | RSI30以下+出来高が平常の2倍以上+陽線反発(株・商品のみ) | 買い候補 | 逆張り(試用中) |
| 🔴 安値割れ | 終値が直近20本の最安値を下抜け | 売り警告 | 転換・警戒 |
| 🟡 RSI過買い | RSIが70を上抜けた瞬間 | 警戒 | 過熱の注意喚起 |
| 🟡 BB +2σ突破 | 終値が+2σを上抜け(バンド上方3割以内が条件) | 警戒 | 過熱の注意喚起 |
| 🟢 高値ブレイク | 終値が直近20本の最高値を上抜け | 買い候補 | 順張り(負け筋=買いは門番ブロック) |
| 🟢 MAゴールデンクロス | 25期間MAが75期間MAを上抜け | 買い候補 | 順張り(負け筋=買いは門番ブロック) |
| 🔴 MAデッドクロス | 25期間MAが75期間MAを下抜け | 売り転換 | 転換 |
| 🟢 MACDゴールデン | MACD線がシグナル線を上抜け | 買い候補 | 順張り(負け筋=買いは門番ブロック) |
| 🔴 MACDデッド | MACD線がシグナル線を下抜け | 売り転換 | 転換 |
このほか、ダブルトップ/ダブルボトム・三角保ち合い・ブレイク後の初押しなど、形状を検出する補助シグナルもいくつか記録専用で動いています。
5️⃣ 図解③:発火してから通知されるまで
大事なことなので強調します——発火はイコール通知ではありません。発火から通知までは、次の5段階のパイプラインになっています。
ポイントは最後の段です。発火したシグナルはすべて成績ログに記録されますが、通知(メール)になるのは、発火後の実際の成績=前向き検証で統計基準を通過して「昇格」した型にマッチした発火だけ。どの型がいま昇格しているか・過去にどの型が降格したかは、シグナル成績ダッシュボードの「🏆 エッジ番付」タブでリアルタイムに公開しています。昇格も降格も事前に決めた統計ルールの自動判定で、人間の期待や愛着で延命することはできません。
毎朝の「AIシグナル研究日誌」は、この成績ログを材料に「どの発火条件が・どんな状況で・どれくらい勝てているか」を1日1テーマずつ検証しているシリーズです。日誌に出てくる rsi_oversold_bounce や high_break がチャートのどの瞬間なのか、この記事を索引代わりに使ってください。
6️⃣ 正直な注意——この図解が言えないこと
- 図はすべて概念図です:実在の銘柄・日付・価格ではありません。発火条件を視覚的に理解するための描き下ろしです。
- 「勝ち筋」「負け筋」は過去の実測の分類です:将来も同じである保証はありません。実際、当サイトでは「勝ち筋」だった型が成績悪化で降格した実例があります(その経緯も研究日誌で公開しています)。
- 発火条件は検証に基づいて改定されることがあります:−2σタッチの「下方3割以内」条件のように、検証で欠陥が見つかれば直します。改定の履歴と理由は研究日誌に残します。
- シグナルは売買の推奨ではありません:「買い候補」「売り警告」はAIが機械的に付ける状況ラベルであり、読者のみなさんに特定の売買を勧めるものではありません。
7️⃣ まとめ
- AIシグナルは18銘柄×3時間軸を定時監視し、コードに固定された条件だけで発火する(裁量ゼロ・全量記録)。
- 逆張り系(RSI過売り反発・−2σタッチ・サポート反発)は「下げ切って上を向いた最初の1本」で発火し、当サイトの検証では勝ち側。
- 順張り系(高値ブレイク・ゴールデンクロス)は「上昇が伸びた場所」で発火するが、前向き実測では負け側=買い方向は門番がブロック。
- 発火=通知ではない。前向き検証で昇格した型だけが通知され、その顔ぶれは「🏆 エッジ番付」でいつでも確認できる。
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⚠️ 当サイトは金融商品取引業者ではなく、投資助言・代理業の登録もしていません。本記事は当サイトのAIシグナルの仕組みと過去データ検証の結果に関する情報提供であり、特定の金融商品の売買推奨や投資助言ではありません。記事中の図はすべて概念を示すイメージ図であり、実在の値動きではありません。掲載した検証成績は特定条件下での過去の集計値であり、将来の成果を保証しません。投資判断はご自身の責任で行ってください。