🧪 AIシグナル研究日誌 #11
「当てる」より「避ける・飛ばさない」——守りが効く2つの理由を例題で
前回(#10)では、勝てる手法でも「賭け方(ロット)」を間違えると資産が溶けることを図解しました。今回はそれを一歩進めて、今週の検証で見えてきた「“当てる”より“避ける・飛ばさない”ほうが、相場が変わっても効き続ける」を、誰でも追える2つの例題(数字つき)で確かめます。難しい統計は出てきません。電卓ひとつで追えます。
① 例題1(賭け方):同じ“勝てる手法”でも、フルに賭けた人は10連敗で資金が 約11万円(−89%)に。¼に抑えた人は 約60万円で生き残る
② 例題2(銘柄選び):同じ「前日大幅高」でも、大型×売られすぎ反発の株は勝率約60%・大暴落6%弱、超小型×過熱の株は勝率34%・大暴落40%
③ ただし「上がる株を当てる」作戦は 2021〜2025は効いたのに2026は不発(年で変わる)。一方「危ない株を避ける」作戦は 6年間ずっと正解
④ 結論=「当てる」より「飛ばさない(ロット)+避ける(危険株)」。守りだけが、相場が変わっても前向きに効いた
⑤ ⚠️ すべて過去データのシミュレーションで、将来を保証しません。特定銘柄・特定の賭け方の推奨でもありません
📘 例題1:賭け方で運命が変わる(リスク管理)
計算はシンプルです。1回の負けで「賭けた%」を失うので、10連敗なら「(1−賭け%)を10回かける」だけ。
| 人 | 1回のリスク | 10連敗後の資金(計算) | 結果 |
|---|---|---|---|
| Aさん(フルに賭ける) | 20% | 100万 × 0.80¹⁰ = 約11万円(−89%) | 💀 ほぼ再起不能 |
| Bさん(半分に抑える) | 10% | 100万 × 0.90¹⁰ = 約35万円(−65%) | 🩹 瀕死 |
| Cさん(4分の1に抑える) | 5% | 100万 × 0.95¹⁰ = 約60万円(−40%) | ✅ 痛いが生き残る |
📗 例題2:当てるより、危ない株を避ける(銘柄選び)
| 銘柄X | 銘柄Y | |
|---|---|---|
| 規模 | 大型株 | 超小型株 |
| 直前の形 | 20日で −12% 下げた後の反発・移動平均より下(過熱していない) | すでに4日連騰・移動平均から +25%(過熱) |
| 型 | 売られすぎ反発 × 大型 × 非過熱 | 超小型 × 過熱(=仕手っぽい) |
| その後10日(過去データ) | 勝率 約60%/大暴落(−15%超)は 6%弱 | 勝率 34%/大暴落 40%/最悪 −34%(10回に1回) |
📊 「当てる」は年でブレる/「避ける」は毎年効く
「じゃあXのような“当たり型”を狙えばいい」と思いますよね。ところが、ここに今回いちばん大事な発見があります。Xのような“続伸の当たり型”は、年によって効いたり効かなかったりしたのです。
青い棒(=Xのような続伸を“当てる”作戦)は、年によって大きかったり、2026年はついにマイナスになったり、当たり外れがあります。これは「相場の地合い(レジーム)が変わると、効く型も変わる」ためです。
ところが緑の棒(=Yのような危険株を“避ける”作戦)は、6年間ずっとプラス。地合いが変わっても、「吹いて落ちる株を避ける」ことは一貫して得でした。
🔍 なぜ“守り”のほうが頑健なのか
直感的にはこう考えると腑に落ちます。
- 「当てる」は相場の機嫌しだい:どの型が上がりやすいかは、金利・テーマ・人気で年ごとに移ろいます。去年の勝ちパターンが今年も勝つ保証はありません。
- 「避ける」は人間の性(さが)が相手:過熱した超小型に飛びついて高値づかみする——この“やられ方”は、相場が変わっても人間が繰り返します。だから「避ける」ことの効きめは時代を超えて安定します。
これは当サイトのこれまでの検証(#1以降)でも繰り返し出てきたパターンです。「勝てる型(攻め)」は移ろいやすく、「負けを減らす規律(守り)」は頑健。為替・指数でも、日本株でも、同じでした。
🎯 結論:守りの2点セット
② 避ける(危険株)=例題2・図3。過熱した超小型のような「吹いて落ちる型」を避ける。これは年を問わず効く、いちばん頼れる規律。
派手に「当てる」ことより、この2つの“守り”を淡々と守るほうが、相場が変わっても生き残れる——それが今週の検証の結論です。生き残ってさえいれば、複利は時間が味方してくれます。
数字は当サイトのシグナル/日本株を過去データでシミュレーション・集計した研究の記録です。配信ロジックやロット指示に自動で反映するものではなく、「考え方を例題で可視化した教材」として読んでください。最新のシグナル成績はシグナル成績ダッシュボードで毎日公開しています。
⚠️ この検証の限界(必読)
- 過去のシミュレーションである:将来も同じ数字が続く保証はありません。例題1の「10連敗」「+0.30R」、例題2の勝率・暴落率はいずれも過去データに基づく一例です。
- 「当てる」側は特にあてにならない:図3のとおり、続伸の当たり型は年でブレ、2026は不発でした。今が一時的な不調か、恒久的な変化かは、これから前向きに観察して見極めます。
- 銘柄X・Yは「型」の例:特定銘柄ではなく、特定の売買・賭け方を推奨するものでもありません。
- 現在も上場している銘柄だけのデータ:倒産・上場廃止で消えた銘柄は含まれず、危険株の実際の怖さは本記事よりさらに悪い可能性があります(=「避ける」結論はむしろ安全側)。
- 取引コスト・約定のズレは未考慮。薄い手法ほどコストで利益が消えやすい点も注意。
⚠️ 免責事項:本記事は情報提供・教育を目的としており、特定の金融商品の売買や、特定の資金管理手法(ロットの大きさ等)を推奨するものではありません。当サイト(MarketWatch AI)は金融商品取引業者ではなく、投資助言・代理業の登録を行っていません。本記事の情報は投資助言に当たらず、投資判断および売買はご自身の判断と責任のもとで行ってください。記事中の例題の数値・勝率・暴落率・期待値はすべて当サイトの特定システムにおける過去データのシミュレーション・集計結果であり、将来の相場結果や運用成績を示唆または保証するものではありません。