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MACDゴールデンクロスが「2本の移動平均線の下」で起きたとき、反発をねらう買いは勝ちやすい? 146回の前向き確認【研究日誌 #110】

公開:2026年9月26日 | 🧪 AIシグナル研究日誌 #110 | 仮説登録:2026年7月20日 | 前向き集計基準日:2026年9月26日
30秒でわかる
  • 「MACD(マックディー:値動きの勢いの変わり目を見る指標)のゴールデンクロス(短い平均線が長い平均線を下から上に抜けること)」が、価格が2本の移動平均線(25本・75本)よりも下にある場面で発生したとき、反発をねらう買いシグナルを集計しました。
  • 前向き(2026年7月21日以降): 146回中71回的中 = 48.6%、1回あたりの平均損益は損切り幅を1としたとき +0.14(プラス)
  • 偶然のぶれを考えた範囲(勝率の95%の幅)は 40.7%〜56.7%。下限が勝ち負けのとんとん(43%)を下回るため、まだ確実に「勝ちやすい」とは言えません。
  • ただし、金・銀は9回中7回 = 77.8%、原油も9回中7回 = 77.8% と高めの数字が出ています(いずれも回数が少なく、偶然の可能性があります)。
  • 反対に、ユーロドルなど「その他の通貨ペア」は48回中17回 = 35.4% と弱い傾向がありました。
  • グループによって大きく違いが出ているため、引き続きデータを積み上げて確認を続けます。

「MACDゴールデンクロスが移動平均線の下で起きる」とはどんな場面か

この研究では、次の2つの条件が同時に成立したときに注目しています。

この2つが重なると、「値段は低い位置にあるが、勢いが上向きに変わり始めた」という場面になります。底値から反発を狙うタイミングとして使われることがあるシグナルです。

言葉の説明
移動平均線(いどうへいきんせん)=直近の決まった本数の値段を平均してつないだ線。25本線・75本線がよく使われます。
MACDゴールデンクロス=MACDの短い線が長い線を下から上に抜けるとき。買い転換の目安とされます。
「移動平均線の下にある」=価格が2本の平均線より低い位置にある状態。

チャートで見るとこんな場面(概念図)

高値 安値 75本線 25本線 MACDゴールデンクロス発生 価格が2本の移動平均線より上 価格が2本の移動平均線より下(この場面) MACD クロス(発火) 0 「MACDゴールデンクロスと価格が2本の移動平均線より下」のイメージ ※ 概念を示すイメージ図です(実際の値動きではありません)

図1: 価格が2本の移動平均線(25本・75本)の下にあるとき、MACDゴールデンクロスが発生した場面のイメージ。オレンジ点線の枠がシグナルの発火バー。このような「底値圏での転換サイン」が研究の対象です。

検証の結果:前向き146回の数字

この仮説(条件)は2026年7月20日に登録し、翌21日以降の新しいシグナルを前向きに集計しています。

前向き(2026年7月21日以降)の結果
146回中71回的中 = 48.6%
1回あたり平均損益(損切り幅=1): +0.14
偶然のぶれを考えた勝率の幅(95%): 40.7%〜56.7%

勝ち負けがとんとんになる目安の勝率(43%)は超えていますが、「偶然のぶれの幅」の下限が40.7%で、43%を下回っています。つまりまだ「確実に勝ちやすい」とは言い切れない段階です。

前向きの回数がまだ146回で、統計としてはっきりした結論を出すには少し足りません。今後もデータを積み上げて確認します。
過去(登録前)と前向き(登録後)の勝率比較 ← 43%(とんとん) 0% 25% 50% 75% 100% 43.6% 過去(登録前) 110回 48.6% 前向き(登録後) 146回 56.7% 40.7% (ぶれの幅) ※ 概念を示すイメージ図です(実際の値動きではありません)

図2: 登録前(過去)と登録後(前向き)の勝率比較。橙点線は勝ち負けがとんとんになる目安の43%。前向きは48.6%だが、ぶれの幅(青いバー)の下限が43%を下回る。

グループ別に見ると大きな違い

全体の48.6%という数字の中には、グループによって大きな差があります。前向き(2026年7月21日以降)の結果を銘柄のグループ別に分けると、次のとおりです。

横にスクロールできます
グループ 回数 勝率 平均損益(損切り幅を1として) 偶然のぶれの幅(95%)
金・銀(コモディティ) 9回中7回 77.8% +0.82 45.3%〜93.7%
原油(コモディティ) 9回中7回 77.8% +0.82 45.3%〜93.7%
株価指数 49回中27回 55.1% +0.29 41.3%〜68.1%
円がらみの通貨ペア 21回中9回 42.9% 0.00 24.5%〜63.5%
その他の通貨ペア 48回中17回 35.4% −0.17 23.4%〜49.6%
ビットコイン 9回中4回 44.4% +0.04 18.9%〜73.3%

金・銀・原油(コモディティ)はそれぞれ9回中7回的中で77.8%と際立っています。一方で「その他の通貨ペア」(ユーロドルやポンドドルなど)は35.4%で、勝ち負けのとんとん(43%)を下回っています。

金・銀・原油はまだ9回と少なく、偶然で77.8%が出る可能性も否定できません(95%の幅の下限は45.3%)。今後も引き続きデータを確認します。
グループ別 前向き勝率(2026年7月21日以降) 金・銀 77.8% 原油 77.8% 株価指数 55.1% 円FX 42.9% その他FX 35.4% ビットコイン 44.4% 43%(とんとんの目安) 0% 50% 100% ※ 概念を示すイメージ図です(実際の値動きではありません)

図3: グループ別の前向き勝率。金・銀・原油(コモディティ)が77.8%と際立ち、その他の通貨ペアは35.4%と低い。橙点線は勝ち負けとんとんの43%ライン。

過去と前向きの比較

仮説を登録した2026年7月20日より前(過去データ)と、登録した翌日以降(前向き)の結果は次のとおりです。

横にスクロールできます
期間 回数・的中 勝率 平均損益(損切り幅を1として) ぶれの幅(95%)
過去(2026年7月20日以前) 110回中48回 43.6% +0.02 34.7%〜53.0%
前向き(2026年7月21日以降) 146回中71回 48.6% +0.14 40.7%〜56.7%
全期間合計 256回中119回 46.5% +0.09 40.5%〜52.6%

過去データでは勝率43.6%・平均損益ほぼゼロ(+0.02)でした。前向きでは48.6%・+0.14とやや改善しています。ただし、前向きのぶれの幅(95%)の下限は40.7%でまだ43%を下回るため、「プラスの傾向がはっきりした」とは言えません。

グループ別で注目すべき変化があります。金・銀は過去データでは20回中3回(15.0%)と最も低かったのが、前向きでは9回中7回(77.8%)と大幅に改善しています。ただし回数がまだ少ないため、偶然の振れの可能性もあります。

時間足別では、1時間足:86回中42回(48.8%)、4時間足:55回中28回(50.9%)でした。4時間足がわずかに高い傾向ですが、いずれも勝ち負けとんとんに近い水準です。

注意点と今後の見通し

次のチェックポイント
前向き集計はチェックポイントごとに判定します。現在は🏁事前テスト合格(事前のテスト期間で損益のぶれ幅下限がプラス)を得ており、次回は前向き160回に達したときに再判定します。

📡 前向きトラッカー定点観測(期待値ベース)

基準日 2026-09-26/昇格=前向きN≥80(🏁ホールドアウト合格はN≥30)・平均R(期待値)の95%CIが0を跨がない・基準合格2回連続で確定(2026-07-19〜)/降格=昇格後の再判定で基準割れ2回連続→🟡へ(2026-07-18〜・再昇格可)

表の見方:「仮説」は、どんな場面で出たシグナルかを表します(小さな文字は研究用の管理名)。「種別」は、その場面のシグナルが「勝ちやすいか」「負けやすいか(避けたほうがよいか)」のどちらを確かめているかです。「平均R」は1回あたりの損益を、損切りになったときの損を1として表した数字で、「CI」はその数字のぶれの幅(95%)です。「CI下限>0」は、ぶれの幅がまるごと0より上=偶然ではなくプラスと言える、という意味です。時間足の指定がない仮説は、1時間足・4時間足・日足を合わせた数字です。
言葉の意味(13語・タップで開く)
  • 全銘柄=このシグナルが見張っている18銘柄(金・銀・原油・株価指数・為替・ビットコイン)
  • 株価指数=日経平均・S&P500・ナスダック100・NYダウ・英FTSE100
  • 円の通貨ペア=ドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円
  • 円以外の通貨ペア=ユーロドル・ポンドドル・豪ドル米ドル・ユーロ豪ドル・ポンド豪ドル
  • 逆張り買い=下がったところで買うこと(ここでは「RSI売られすぎからの反発」か「ボリンジャーバンド−2σタッチ」で買ったもの)
  • 壁=利益確定の目標までの間にある直近の高値(売りなら安値)
  • 選別ランク=過去の成績をもとにシグナルを「最上位・良・普通・避けたい」に分けた目安
  • 移動平均線=直近25本・75本の値段の平均をつないだ線(日足なら25日・75日)
  • RSI=値動きの勢いを0〜100で表す指標(30以下は売られすぎ、70以上は買われすぎの目安)
  • MACD=2本の移動平均の差で勢いの変わり目を見る指標
  • ボリンジャーバンド=平均からのばらつきで引いた帯(−2σは下の線、+2σは上の線)
  • ゴールデンクロス=短い期間の線が長い期間の線を下から上へ抜けること(デッドクロスはその逆)
  • 関連ニュース=シグナルが出たときに集まっていた、その銘柄のニュースの本数
仮説種別宣言基準前向き現在値(平均R)状態
全銘柄のシグナル(買いも売りも)
group=all
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.03
CI[-0.02~+0.08]
1605/3634・勝率44%
🟡蓄積中
目標の手前に壁なしのシグナル(買いも売りも)
blocked=False
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.04
CI[-0.02~+0.09]
1287/2900・勝率44%
🟡蓄積中
「RSI売られすぎからの反発」のシグナル
売られすぎ逆張り買い(rsi_oversold_bounce・全足)
勝ちやすいか
edge
前向きN≥80
平均RのCI下限>0
平均R +0.18
CI[+0.01~+0.35]
188/372・勝率50%
🟡蓄積中
今回の仮説:MACDゴールデンクロス×2本のMAの下
ステート MACDゴールデン×両MA下(底値圏転換)
勝ちやすいか
edge
前向きN≥30🏁
平均RのCI下限>0
平均R +0.16
CI[-0.05~+0.37]
73/147・勝率50%
🟡蓄積中

今回の仮説(「MACDゴールデンクロスと2本の移動平均線の下」)は前向きで147回中73回的中(勝率50%、損益は損切り幅の+0.16倍)で、損益のぶれの幅は−0.05〜+0.37。下限がまだマイナスのため昇格には至っていません。なお、トラッカーは集計の区切りが本文の表と少し異なるため、回数・勝率が本文(146回中71回・48.6%)とわずかに違います。

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。当サイトは金融商品取引法に基づく金融商品取引業者ではなく、投資助言・代理業の登録も行っておりません。記事内の数値・集計はAIシグナルシステムの過去ログをもとにした参考情報であり、将来の相場や成績を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行い、必要に応じて専門家にご相談ください。