🧪 AIシグナル研究日誌 #060 reversalL ⛔反証 N=415 公開:2026年8月4日

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逆張り買い(reversalL)⛔反証 N=415確認
——下降×逆張りIS 30.2%→FWD 59.2%の劇的逆転とRSI二極化

⏱ 30秒でわかる

はじめに:N=415で何が見えたか

reversalLは「逆張り買い(rsi_oversold_bounce または bb_lower_touch のロング発火)」を指す研究ユニット。 2026-06-25の#032(前向きN=81)で⛔反証("下限0以上")が初確認され、 以降の前向き積み上げにより本日基準日 2026-08-04 時点で前向きN=415(+328件)に到達した。

最大の発見は、In-Sample(IS)期間で全セグメント最低だった「下降トレンド×逆張り買い」が、 前向き(FWD)期間で全セグメント最高に逆転したことだ。この「IS最悪→FWD最良」という逆転現象と、 シグナル種別(RSI vs BB)の二極化を詳しく掘り下げる。

データ概要

分析対象:signals-log.json から closed(tp1/tp2/sl)のみを使用。1d拡張銘柄(metal_x/energy_x/rates/crypto_x/index_x)は前向きトラッカーで除外済み。
期間区分:IS=outcome_resolved_at < 2026-06-25(#032 登録前)、FWD=2026-06-25以降
対象シグナル:reversalL = primary_signal ∈ {rsi_oversold_bounce, bb_lower_touch} かつ dir=long
区分N(closed)勝ち(k)勝率平均R
IS(N=441)44116838.1%−0.112
FWD(N=415)41521451.6%+0.201
全期間85738244.6%

Wilson 95%CI(FWD):[46.8%, 56.3%] RCI:[+0.089, +0.314]

発見①:下降トレンドでの劇的逆転

50% 上昇 60.3% 42.4% 中立 25.9% 52.1% 下降 30.2% 59.2% IS FWD 上昇トレンド 下降トレンド 中立もみあい
図1:reversalL の IS vs FWD 勝率(トレンド別)

※ 下降×逆張り買いが IS 最低(30.2%)→ FWD 最高(59.2%)に逆転

IS→FWD 逆転の詳細
トレンドIS 勝率 (N)FWD 勝率 (N)FWD CI 95%変化
上昇60.3% (131)42.4% (118)[33.6~51.5]−17.9%pt ↓
下降30.2% (169)59.2% (152)[51.2~66.9]+29.0%pt ↑↑
中立25.9% (139)52.1% (144)[43.8~60.3]+26.2%pt ↑

IS期間(2026-06-25以前)では、下降トレンド中の逆張り買いは勝率30.2%と全セグメント最低だった。 しかし前向き期間(2026-06-25以降・N=152)では59.2%に逆転し、全セグメント最高となった。

この現象の解釈としては、IS期間には下降一辺倒の強いトレンド相場(2024年後半〜2025年初頭など)が含まれており、 「売られすぎ」が深みに嵌まり損切りが多かった可能性がある。 前向き期間は相場の往復(戻し)局面が多く、下降後の反発力が機能しやすい環境だったと考えられる。 ただし、N=152はまだ過渡的な数字であり、傾向の安定化には継続観察が必要だ。

発見②:RSI vs BB の二極化

50% 35.2% 62.6% RSI売られすぎ 40.2% 47.3% BBタッチ IS FWD
図2:シグナル種別(RSI vs BB)の IS/FWD 勝率比較
シグナルIS 勝率 (N)FWD 勝率 (N)FWD CI 95%RCI 下限
RSI売られすぎ反発35.2% (182)62.6% (115)[53.2~71.3]+0.032(正値)
BB下限タッチ40.2% (259)47.3% (300)[41.8~52.9]−0.032(ゼロ跨ぎ)
解釈上の注意:N=115(RSI FWD)はまだ過渡的な数字。現時点でCI下限が辛うじて正値を示しているが、 今後数百件の積み上げで揺れ戻しが起きる可能性は残る。過信せず、定点観測を継続する。

RSI売られすぎ(rsi_oversold_bounce)は IS 35.2% → FWD 62.6%と大きく改善し、 CI 95%が [53.2%, 71.3%] でRCI下限が正値(+0.032)に達した。 一方、BBタッチ(bb_lower_touch)は IS 40.2% → FWD 47.3%と改善しているものの、CIがゼロを跨ぎ([41.8%, 52.9%])、 独立したエッジとして確立するには追加データが必要だ。

この差の解釈:RSI売られすぎは「価格が内部指標的に真に行き過ぎた」状態を捉えるのに対し、 BBタッチは「ボラティリティ相対で下限に触れた」だけで、強いトレンドでは連続タッチが起きやすく過剰反応を含みやすい。

概念図:下降トレンド中の reversalL 発火

RSI 売られすぎゾーン(≤30) 発火 上位足MA(下降) FWD 59.2% 下降トレンド継続中
図3:下降トレンド中の逆張り買い発火(概念図)

※ 実際のチャートとは異なる概念図です。売買を推奨するものではありません。

全期間(TOTAL)クレーム検証

以下の数値は signal_lab_verify.py が全期間クローズ済みデータから独立再計算する対象(claims.json の内容)。 IS/FWD の内訳はナラティブ分析のみ。

フィルタ勝ち(k)N全期間勝率
reversalL(全体)38285744.6%
reversalL × 上昇トレンド12924951.8%
reversalL × 下降トレンド14132143.9%
reversalL × 中立・もみあい11128339.2%
reversalL × RSI売られすぎ反発13629745.8%
reversalL × BB下限タッチ24656043.9%
reversalL × 貴金属4513633.1%
reversalL × 指数9819749.7%
reversalL × クロス円以外FX10823546.0%
reversalL × 円クロス7816946.2%
:全期間勝率には IS 期間も含まれるため、FWD 単独(51.6%)よりも低く見える。 トラッカーの昇格判断は FWD のみを使用。全期間値は signal_lab_verify.py の独立検証用途。

前向きトラッカー定点観測

📡 前向きトラッカー定点観測(期待値ベース)

基準日 2026-08-04/昇格=前向きN≥80(🏁ホールドアウト合格はN≥30)・平均R(期待値)の95%CIが0を跨がない・基準合格2回連続で確定(2026-07-19〜)/降格=昇格後の再判定で基準割れ2回連続→🟡へ(2026-07-18〜・再昇格可)

仮説種別宣言基準前向き現在値(平均R)状態
group=metal×dir=longgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R -0.14 CI[-0.42~+0.14](59/160・勝率37%)✅昇格
trend=上昇×reversalLedge前向きN≥80かつ平均RのCI下限>0平均R +0.19 CI[+0.04~+0.34](75/147・勝率51%)✅昇格
dir=longgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.03 CI[-0.08~+0.14](478/1079・勝率44%)⛔反証
reversalL(逆張り買い)gate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.19 CI[+0.03~+0.34](208/409・勝率51%)⛔反証
tier=goodgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.28 CI[+0.09~+0.47](148/270・勝率55%)⛔反証
tier=good×dir=longgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.27 CI[+0.07~+0.46](140/258・勝率54%)⛔反証
trend=下降×reversalLgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.33 CI[+0.06~+0.60](86/151・勝率57%)⛔反証
group=all(参考)gate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.01 CI[-0.06~+0.09](625/1437・勝率44%)🟡蓄積中

⛔反証 = 元の「損切り側に偏る」仮説がデータで否定されている(むしろ正値)。研究対象として継続追跡中。

まとめと今後の焦点

✅ 確認できたこと(N=415)
⚠️ 不確実性が残ること

次回の焦点:① RSI FWD N が 150 を超えた時点で二極化の安定度を再検証、② 下降×reversalL の銘柄別内訳(金属 vs 指数 vs FX)でどのグループが主導しているかを解剖。

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