MarketWatch AI
日本人投資家のためのマーケット情報サイト
📚 解説記事
⚠️ 本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言・特定金融商品の売買推奨・投資勧誘を構成するものではありません。掲載内容は公開情報にもとづく参考解説であり、将来の価格や成果を予測・保証するものではありません。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。

🧪 上昇トレンドでの逆張り買いは勝ちやすい? 直近はボリンジャー型27.3%
AIシグナル研究日誌 #75

公開:2026年8月21日 | 読了目安 9分 | カテゴリ:AIシグナル研究日誌 | シリーズ:#67「上昇×reversal昇格」の後継観測

⚠️ 本記事は過去データによる統計的検証の記録であり、投資助言ではありません。当サイトは金融商品取引業者ではなく、投資助言・代理業の登録もしていません。将来の利益を保証するものではなく、すべての投資判断はご自身の責任で行ってください。損失が生じた場合も当サイトは責任を負いません。
⏱️ 30秒でわかる
FWD全体(N=229)
46.7%
107/229|E(R)=+0.09R CI[-0.06,+0.24]
✅ H3: RSI FWD(N=55)
65.5%
36/55|E(R)=+0.53R RCI[+0.23,+0.82]全域プラス
✅ H1: BB後期(N=55)
27.3%
15/55|E(R)=-0.36R RCI[-0.64,−0.09]全域マイナス
✅ H2: 指数後期(N=31)
22.6%
7/31|E(R)=-0.47R RCI[-0.82,−0.12]全域マイナス
判定:H1(BB後期全域マイナス)✅ H2(指数後期全域マイナス)✅ H3(RSI FWD全域プラス)✅ の3仮説すべて確定。上昇トレンド中の逆張り買いは「どの逆張りか」で結果が大きく分岐——RSI売られすぎ(rsi_oversold_bounce)はFWD全期間を通じてE(R)=+0.53R・CI全域プラスを維持する一方、BB下限タッチ(bb_lower_touch)と指数(NKD/ES等)は後期(2026-08-06〜)で急速に劣化し、CI全域がマイナスに転落した。昇格仮説(trend=上昇×reversalL 全体)は降格警戒を継続中。

① 仮説の背景と降格警戒の経緯

trend=上昇×reversalL(上昇トレンド中のRSI売られすぎ / BB下限タッチによる逆張りロング)は、 研究日誌 #67(2026-08-07)で前向きN≥80・期待値CI下限>0の基準を2回連続達成し、昇格となりました。

しかし #73(2026-08-18)から降格警戒が継続しています。2026-08-18に期待値CIが下限+0.044(一時回復)まで浮上しましたが、翌19日には-0.054へ再落下。20日-0.092、21日現在-0.078と、 前向きN=228においてCI下限がマイナス域で推移しています。

本日の仮説(3本立て):
H1: FWD後期(2026-08-06〜)においてBB下限タッチ(bb_lower_touch)の期待値RCI上限が0未満になっているか
H2: FWD後期においてグループ=指数(NKD=F / ES=F / NQ=F / YM=F / ^FTSE)の期待値RCI上限が0未満になっているか
H3: RSI売られすぎ(rsi_oversold_bounce)はFWD全体を通じて期待値RCI下限が0を超えているか
上昇トレンド×逆張り買い:シグナル発火パターンの違い RSI売られすぎ逆張り(rsi_oversold_bounce) FWD 65.5% E(R)=+0.53R ✅全域プラス 発火(RSI<30) TP✓ 30 BB下限タッチ(bb_lower_touch) FWD後期 27.3% E(R)=-0.36R ✅全域マイナス 発火(BB下限) SL 後期(2026-08-06〜):上昇過熱後の需給重さが残存

図1: 上昇トレンド中のRSI逆張り(左)とBB下限タッチ(右)の概念図。BB下限タッチは上昇過熱後の「戻り売り圧力」が残存する場合にSLを踏みやすく、FWD後期でその傾向が顕著に現れた。本図はシグナルパターンの模式的な説明であり、特定の価格予測を意味するものではありません。

② 検証方法

全期間のsignals-log.jsonを対象に、以下の条件でシグナルを抽出しました。

期待値(E(R))は1R=SL幅として tp1=+1.33R、tp2=+2.0R、sl=-1.0Rに換算して平均しました。 信頼区間(RCI)は 1.96×SE(標準誤差)による95%区間で計算しました。 Wilson法による95%信頼区間(勝率CI)も併記しています。

⚠️ 本検証は過去データへの反実仮想適用であり、未来の成績を示すものではありません。FWD後期(N=74)はサンプルが小さく、特にグループ別(N=19〜55)では推定精度に限界があります。

③ 検証結果

FWD全体の概況

FWD全体(N=229)での trend=上昇×reversalL の成績は46.7%(107/229)、E(R)=+0.09R、RCI[-0.06,+0.24]です。 CI下限がマイナスに入っているため、昇格基準(CI下限>0)を現時点では満たしていません(降格警戒継続中)。 全期間(N=330)では48.8%、E(R)=+0.14R、RCI[+0.01,+0.26]と辛うじてプラスを維持しています。

セグメントk/n勝率勝率CIE(R)RCI
全期間161/33048.8%[43.4%, 54.2%]+0.14R[+0.01, +0.26]
FWD全体(N=229)107/22946.7%[40.4%, 53.2%]+0.09R[-0.06, +0.24]
FWD後期(N=74)25/7433.8%[24.0%, 45.1%]-0.21R[-0.47, +0.04]

シグナル別(RSI vs BB)の分岐

逆張り買いを構成する2つのシグナルを分けると、結果が大きく分岐しています。

シグナル別・期間別 期待値 E(R) 比較 0 +0.5 -0.5 +0.53 RSI FWD全体 N=55 +0.23 RSI FWD後期 N=19 -0.05 BB FWD全体 N=174 -0.36 BB FWD後期 N=55★H1 -0.22 指数 FWD全体 N=66 -0.47 指数 FWD後期 N=31★H2 プラス マイナス ★H1/H2= 全域マイナス確定

図2: シグナル別・期間別の期待値比較。★印(H1: BB後期、H2: 指数後期)はRCIが全域マイナスに確定したセグメント。RSIはFWD全体で+0.53Rと安定して高い一方、BB後期は−0.36Rまで急落。数値はすべてsignals-logから独立計算したものです。

シグナル/グループk/n勝率E(R)RCI判定
全期間 RSI49/8061.3%+0.43R[+0.18, +0.68]✅全域プラス
FWD RSI(N=55)36/5565.5%+0.53R[+0.23, +0.82]✅全域プラス
FWD後期 RSI(N=19)10/1952.6%+0.23R[-0.31, +0.77]⚪CI跨り(要観察)
全期間 BB112/25044.8%+0.05R[-0.10, +0.19]⚪CI跨り
FWD BB(N=174)71/17440.8%-0.05R[-0.22, +0.12]⚪CI跨り
FWD後期 BB(N=55)【H1】15/5527.3%-0.36R[-0.64, -0.09]✅全域マイナス確定

後期(2026-08-06〜)解剖

FWD後期(2026-08-06〜、N=74)は全体として 33.8%、E(R)=-0.21R と急激に悪化しています。 特にH1(BB後期)とH2(指数後期)の確定は、エッジ劣化が特定サブセットに集中していることを示します。

H1 確定:FWD後期 BB後期(N=55)
k=15、n=55、勝率27.3%、E(R)=-0.364R
RCI = [-0.641, -0.087] → 全域マイナス確定(CI上限が0未満)
上昇トレンド中にBB下限に触れても反発できないケースが後期で急増。
H2 確定:FWD後期 指数(N=31)
k=7、n=31、勝率22.6%、E(R)=-0.473R
RCI = [-0.822, -0.124] → 全域マイナス確定(CI上限が0未満)
NKD=F・ES=F・NQ=F・YM=F・^FTSEのグループ全体で後期に急落。指数は高値過熱後の逆張り買いが引き続き機能しない状況が続いている可能性があります。
H3 確定:FWD RSI全体(N=55)
k=36、n=55、勝率65.5%、E(R)=+0.527R
RCI = [+0.231, +0.823] → 全域プラス継続(CI下限が0を超える)
RSI売られすぎ逆張りはFWD全体を通じて高い期待値を維持。ただしFWD後期(N=19)はCI幅が大きく要観察。

グループ別の後期比較

FWD全体でのグループ別成績も確認します。指数とFX系で方向感の差があります。

グループFWD k/nFWD E(R)FWD RCI
指数(index)22/66-0.22R[-0.49, +0.05]
JPY系FX37/73+0.18R[-0.09, +0.45]
その他FX29/54+0.25R[-0.06, +0.57]

FWD全体でも指数グループはE(R)=-0.22Rと低調で、後期に入り全域マイナスへと転落しています。 JPY系・その他FXはCIが0を跨いでいますが、後期の分解は未実施です(N不足)。

trend=上昇×reversalL|FWD 期待値RCI下限の推移 0 +0.1 -0.1 昇格維持圏 降格警戒圏 8/14 8/15 8/16 8/17 8/18 8/19 8/20 8/21 一時+0.044回復 -0.054 一時回復(0超え) 降格警戒(0未満)

図3: FWD期待値RCI下限の日次推移(2026-08-14〜8/21)。8/18に+0.044まで一時回復したが、翌19日には-0.054へ急落。20日に-0.092まで下落し、21日は-0.078。降格警戒(CI下限<0の連続)が継続中。降格確定には「昇格後の再判定で基準割れ2回連続」が必要。

④ 解釈と示唆

BB後期劣化の考察

BB下限タッチ(bb_lower_touch)は、価格がボリンジャーバンド下限に触れた際のシグナルです。 上昇トレンド中であれば「一時的な押し」として機能することが多いとされますが、 FWD後期(2026-08-06〜)では27.3%(N=55)まで落ち込み、RCI全域マイナスが確定しました。

背景の一つとして、2026年8月は複数の指数・商品が「高値圏での調整」に入っている期間と重なっています。 上昇トレンドの上位足が「高値付近のもみあい」に近づく局面では、BB下限タッチが「押し目」ではなく「本格反落の始まり」になりやすく、 逆張り買いが損切りを引き起こすケースが増えた可能性があります。ただし、これはデータからの観察であり因果関係の確認ではありません。

指数グループの特殊性

指数グループ(NKD=F、ES=F、NQ=F、YM=F、^FTSE)はFWD全体でもE(R)=-0.22Rと既にマイナス傾向にありましたが、 後期で-0.47R・RCI全域マイナスと急激に悪化しました。 指数の逆張りロング(上昇トレンド中でも)はFWD期間全体を通じてマイナスエッジの可能性が高いことを示しており、 #73から継続する観察と整合しています。

RSI側で観察された成績差

一方でRSI売られすぎ逆張り(rsi_oversold_bounce)はFWD全体を通じてE(R)=+0.53R・RCI[+0.23,+0.82]と推移しました(過去データ上の記録)。 全期間(N=80)でもE(R)=+0.43R・CI全域プラスです。上昇トレンド中にRSIが30を割り込んだケースは、集計上、BB下限タッチのケースとは異なる成績分布が観察されました(過去データの記録であり、今後も同様に推移することを示すものではありません)。 FWD後期(N=19)ではRCIが[-0.31,+0.77]と跨ってはいますが、これはNが小さいことによる幅の広さであり、引き続き蓄積観察が必要です。

今後の注目点:
① trend=上昇×reversalL 全体の降格警戒が「降格確定」(基準割れ2回連続)になるかどうかの継続観察
② RSI FWD後期(N=19)のさらなるN蓄積——CI下限が0を維持できれば別途仮説登録へ
③ BB後期の劣化が一時的(市場環境特有)か持続的(構造的劣化)かの判別(次回観察目安: N=80達成時)

⑤ 定点トラッカー(2026-08-21)

以下は本日時点の前向きトラッカー全登録仮説の一覧です。trend=上昇×reversalL(本記事のテーマ)は昇格を維持していますが、CI下限=-0.078と降格警戒が続いています。

📡 前向きトラッカー定点観測(期待値ベース)

基準日 2026-08-21/昇格=前向きN≥80(🏁ホールドアウト合格はN≥30)・平均R(期待値)の95%CIが0を跨がない・基準合格2回連続で確定(2026-07-19〜)/降格=昇格後の再判定で基準割れ2回連続→🟡へ(2026-07-18〜・再昇格可)

表の見方:「仮説」は、どんな場面で出たシグナルかを表します(小さな文字は研究用の管理名)。「種別」は、その場面のシグナルが「勝ちやすいか」「負けやすいか(避けたほうがよいか)」のどちらを確かめているかです。「平均R」は1回あたりの損益を、損切りになったときの損を1として表した数字で、「CI」はその数字のぶれの幅(95%)です。「CI下限>0」は、ぶれの幅がまるごと0より上=偶然ではなくプラスと言える、という意味です。時間足の指定がない仮説は、1時間足・4時間足・日足を合わせた数字です。
言葉の意味(6語・タップで開く)
  • 全銘柄=このシグナルが見張っている18銘柄(金・銀・原油・株価指数・為替・ビットコイン)
  • 株価指数=日経平均・S&P500・ナスダック100・NYダウ・英FTSE100
  • 円以外の通貨ペア=ユーロドル・ポンドドル・豪ドル米ドル・ユーロ豪ドル・ポンド豪ドル
  • 逆張り買い=下がったところで買うこと(ここでは「RSI売られすぎからの反発」か「ボリンジャーバンド−2σタッチ」で買ったもの)
  • 壁=利益確定の目標までの間にある直近の高値(売りなら安値)
  • 選別ランク=過去の成績をもとにシグナルを「最上位・良・普通・避けたい」に分けた目安
仮説種別宣言基準前向き現在値(平均R)状態
金・銀の買い
group=metal×dir=long
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.09
CI[-0.16~+0.34]
109/233・勝率47%
✅昇格
上昇トレンド中の逆張り買い
trend=上昇×reversalL
勝ちやすいか
edge
前向きN≥80
平均RのCI下限>0
平均R +0.10
CI[-0.08~+0.27]
107/228・勝率47%
✅昇格⚠️降格警戒
全銘柄のシグナル(買いも売りも)
group=all
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.04
CI[-0.03~+0.10]
1051/2360・勝率44%
🟡蓄積中
目標の手前に壁なしのシグナル(買いも売りも)
blocked=False
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.04
CI[-0.03~+0.12]
829/1856・勝率45%
🟡蓄積中
目標の手前に壁なしの買い
blocked=False×dir=long
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.06
CI[-0.04~+0.16]
660/1448・勝率46%
🟡蓄積中
もみあい中の買い
trend=中立・もみあい×dir=long
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.11
CI[-0.00~+0.23]
341/714・勝率48%
🟡蓄積中
買い全般(4時間足のみ)
tf=4h×dir=long
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.11
CI[-0.02~+0.24]
317/667・勝率48%
🟡蓄積中
株価指数のシグナル(買いも売りも)
group=index
勝ちやすいか
edge
前向きN≥80
平均RのCI下限>0
平均R -0.06
CI[-0.17~+0.05]
266/662・勝率40%
🟡蓄積中
選別ランク「普通」のシグナル(買いも売りも)
tier=neutral
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.04
CI[-0.07~+0.15]
276/619・勝率45%
🟡蓄積中
株価指数の買い
指数×ロング(全足ライブ)
勝ちやすいか
edge
前向きN≥80
平均RのCI下限>0
平均R -0.02
CI[-0.20~+0.15]
229/547・勝率42%
🟡蓄積中
円以外の通貨ペアの買い
group=other_fx×dir=long
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.09
CI[-0.03~+0.21]
246/526・勝率47%
🟡蓄積中
下降トレンド中の買い
trend=下降×dir=long
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.15
CI[+0.01~+0.29]
236/479・勝率49%
🟡蓄積中
買い全般
dir=long
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.08
CI[-0.01~+0.17]
822/1782・勝率46%
⛔反証
下降トレンド中のシグナル(買いも売りも)
trend=下降
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.13
CI[+0.03~+0.23]
301/620・勝率48%
⛔反証
逆張り買い全般
reversalL(逆張り買い)
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.15
CI[+0.01~+0.28]
302/615・勝率49%
⛔反証

本記事はMarketWatch AIが過去の発火ログ(signals-log.json)を反実仮想集計した研究記録です。掲載データは特定の時点のものであり、将来の成果を保証するものではありません。勝率・期待値はバックテストに基づく参考値であり、実際の取引では手数料・スリッページ・市場環境の変化等により結果が異なります。本記事の情報は投資助言を構成せず、売買の推奨・勧誘を目的としていません。すべての投資判断は自己責任で行い、必要に応じて専門家にご相談ください。MarketWatch AIは本記事の情報を利用した投資による損失について一切の責任を負いません。金融商品取引法に基づく登録を受けた投資助言業者ではありません。