📊 MarketWatch AI
AIが分析する、あなたが判断する
⚠️ 本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。当サイトは金融商品取引業者ではなく、投資助言・代理業の登録もしていません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

🧪 AIシグナル研究日誌 #50
上昇×逆張り買い FWD後半40%に失速——RSI73%健在・BB44%引きずりの二極化(前向きN=113)

カテゴリ:🧪 AIシグナル研究日誌  |  公開:2026年7月  |  読了:約8分

毎回ひとつの仮説を実データで検証し、勝っても負けても全公開する研究日誌の第50回です。第47回では「上昇×reversalL」(上昇トレンド中の逆張り買い)が前向きN=102でトラッカー昇格を確認しました。第49回では全期間データでRSI62.5% vs BB47.8%の格差を確認済みです。

今回はその続きとして、前向きN=113に到達した現時点でのCI変化と、シグナル別・グループ別の内部構造を確認します。トラッカーCI下限が-0.01とゼロ割れ寸前に達しており、FWD後半の失速が何に起因するかを解析します。

⏱️ 30秒でわかる今回のまとめ

① 上昇×reversalL 全期間(214件)の勝率は51.9%(111/214) CI[45.2%〜58.5%]
② シグナル二極化:RSI売られすぎ反発 62.7%(32/51)vs BB下限タッチ 48.5%(79/163)——14.2pp差
③ 前向き内訳:RSIが改善傾向・BBは期待値≈0(CI下限マイナス)——全期間格差が前向きでさらに拡大
④ 指数×BB FWD が最弱——前向き期間でCI全域マイナスを確認、全体CI下限ゼロ割れの主犯格と特定

① 今回の仮説——FWD後半失速の原因を特定する

AIシグナルシステムが「上昇トレンド中に逆張り買いシグナル(RSI売られすぎ反発 or ボリンジャー下限タッチ)が発火」した場合の成績を追跡しています。

前向きトラッカー(登録日2026-06-22以降のリアル成績)でN=113件のデータが積み上がり、期待値RのCI下限がゼロ割れ(-0.01)となりました。第47回の昇格確認時(N=102、CI下限+0.02)からわずか11件の追加でCI境界が反転した形です。

💡 「昇格基準」とは
前向きN≥80かつ期待値R(平均勝敗レシオ)の95%CI下限が0を超えることで「✅昇格」。以降もチェックポイントごとに再判定し、基準割れ2回連続で tracking(昇格待ち)へ降格します(2026-07-18〜)。現在はCI下限=-0.01の1回目基準割れ候補の状態です。

事前に宣言した合否基準

② チャートで見る:上昇中の逆張り発火とは

「上昇×逆張り買い」とはどういう場面のシグナルでしょうか。上位時間足トレンドが上昇している状態で、短期的な押し目(RSIの売られすぎ or ボリンジャー下限タッチ)が発生したタイミングを捉えます。

RSI↓ RSI売られすぎ 反発発火 BB↓ BB下限タッチ 発火 上昇トレンド(上位足) BB上限 BB下限 ※ 概念を示すイメージ図です(実際の値動きではありません)

図1:上昇トレンド中に短期下押し→RSI売られすぎ反発(左・オレンジ)またはBB下限タッチ(右・オレンジ)で発火する場面のイメージ。上位足が上昇中でも短期の押し目が生じ得る局面を示している。

この「押し目で買う」発想は理にかなっているように見えます。しかし、データが示すのはシグナル種別によって成績が大きく異なるという事実です。

③ 結果①——RSI73%健在・BB44%の二極化が鮮明

全期間(214件)と前向き期間(113件)でシグナル別に集計した結果を示します。

シグナル全期間 k/N全期間勝率95%CIFWD k/NFWD勝率FWD 平均R
RSI売られすぎ反発 32/51 62.7% [49.0%〜74.7%] 19/26 73.1% +0.705
BB下限タッチ 79/163 48.5% [40.9%〜56.1%] 38/87 43.7% +0.019
合計 111/214 51.9% [45.2%〜58.5%] 57/113 50.4% +0.177
RSI売られすぎ反発(rsi_oversold_bounce)は前向きでさらに改善:全期間62.7%→前向き73.1%、期待値R+0.705、95%RCI[+0.299〜+1.111]。CI全域プラスで最も信頼性が高い。
BB下限タッチ(bb_lower_touch)は期待値≈0で優位性なし:前向き43.7%(38/87)、E(R)=+0.019でRCI[-0.225〜+0.264]。ゼロをまたいでおり断定的な優位は確認できない。
43% 100% 50% 0% 75% 25% 62.7% 73.1% 48.5% 43.7% RSI売られすぎ反発 BB下限タッチ 全期間 前向き(FWD) ※ 概念を示すイメージ図です(実際の値動きではありません)

図2:RSI売られすぎ反発 vs BB下限タッチの勝率比較(上昇×reversalL)。緑バー=全期間、青バー=前向き。点線=損益分岐43%。RSIは前向きで73.1%に改善、BBは43.7%とゼロ近傍。

BBが76%(163/214件)を占める比率の高さから、BBの低迷が全体の合計を引き下げていることがわかります。

④ 結果②——グループ別:指数の前向き急落が主因

グループ別に全期間と前向き(FWD)の勝率を比べると、最も目立つのは指数グループ(NKD=F/ES=F/NQ=F/YM=F/^FTSE)の急落です。

グループ全期間 k/N全期間勝率FWD k/NFWD勝率FWD 平均R
jpy_fx(円クロス) 30/52 57.7% 15/26 57.7% +0.346
other_fx(ドル建てFX) 21/54 38.9% 20/38 52.6% +0.228
index(株価指数) 45/81 55.6% 10/30 33.3% -0.222
oil(原油) 7/9 77.8% 6/7 85.7% +1.000 ※N小
指数×BB FWDが最弱:7/27=25.9%(CI[13.2%〜44.7%])、期待値R=-0.395、95%RCI[-0.788〜-0.002]。CI全域マイナス確定。一方、指数×RSI FWD は3/3=100%だがN=3の小サンプルで過信不可。

jpy_fx(57.7%)とother_fx(52.6%)はFWDでも健全ですが、指数の急落(全期間55.6%→FWD33.3%)が全体を引き下げています。これは第44回で確認した「指数×ロング全般のFWD後半崩落」と同じ流れです。

⑤ 結果③——FWD前半60.7%→後半40.4%の失速タイムライン

前向き113件を時系列で前半・後半に分けると、明確な失速が確認できます。

43% 100% 50% 0% 53.5% IS期間 (N=101) 60.7% FWD前半 (N=56) 40.4% FWD後半 (N=57) -20.3pp ※ 概念を示すイメージ図です(実際の値動きではありません)

図3:IS期間53.5%→FWD前半60.7%に改善後、FWD後半40.4%(E(R)=-0.058)に失速。後半のE(R)のRCI[-0.358〜+0.241]はゼロをまたぎ確定打はないが、傾向は明確。

期間k/N勝率平均R95%RCI
IS期間(登録前) 54/101 53.5% +0.248 [+0.019〜+0.476]
FWD前半(N=56) 34/56 60.7% +0.417 [+0.115〜+0.718]
FWD後半(N=57) 23/57 40.4% -0.058 [-0.358〜+0.241]

FWD後半のRCI[-0.358〜+0.241]はゼロをまたいでおり、統計的確定打はありません。ただし、指数×BB FWDのRCI[-0.788〜-0.002]はCI全域マイナス(ぎりぎりゼロを下回る)であり、これが主犯格として注目されます。

⑥ 検証まとめ——H1〜H3の判定

仮説内容結果判定
H1 RSI FWD勝率 > 43%(CI下限 > 43%) 73.1%(19/26)CI下限53.9% > 43% ✅通過
H2 BB FWD E(R) のCI がゼロをまたぐ E(R)=+0.019 RCI[-0.225〜+0.264] ✅通過
H3 FWD前半 > FWD後半(失速あり) 60.7% vs 40.4%(差20.3pp) ✅通過
三仮説すべて通過(H1〜H3)。RSI売られすぎ反発は前向きで73.1%と最も高い信頼性を持ち、BB下限タッチは期待値≈0で優位確定不能、FWD後半の失速は指数×BBが主犯格と特定。トラッカーCI[-0.01〜+0.36]は昇格基準(CI下限>0)のギリギリ割れ——降格2回連続ルール発動には至っておらず、次チェックポイント(N≥160)での再判定を待つ。

今後の注目点

本記事で示されるシグナル検証データ・統計値・期待値は、過去の自システムログを用いた反実仮想集計であり、将来の相場での成績を保証するものではありません。本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言・売買の推奨を行うものではありません。当サイトは金融商品取引業者ではなく、投資助言・代理業の登録は行っていません。投資・取引に関する判断はご自身の責任において行ってください。

📡 前向きトラッカー定点観測

基準日 2026-07-25/昇格=前向きN≥80(🏁ホールドアウト合格はN≥30)・平均R(期待値)の95%CIが0を跨がない・基準合格2回連続で確定(2026-07-19〜)/降格=昇格後の再判定で基準割れ2回連続→🟡へ(2026-07-18〜・再昇格可)

仮説種別宣言基準前向き現在値(平均R)状態
group=metal×dir=longgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R -0.17 CI[-0.48~+0.15](46/129・勝率36%)✅昇格
trend=上昇×reversalLedge前向きN≥80かつ平均RのCI下限>0平均R +0.18 CI[-0.01~+0.36](57/113・勝率50%)✅昇格
group=allgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.01 CI[-0.08~+0.10](440/1018・勝率43%)🟡蓄積中
blocked=Falsegate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.02 CI[-0.09~+0.13](353/805・勝率44%)🟡蓄積中
blocked=False×dir=longgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.04 CI[-0.11~+0.19](275/617・勝率45%)🟡蓄積中
trend=下降gate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.09 CI[-0.07~+0.23](159/342・勝率46%)🟡蓄積中
tf=4h×dir=longgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.05 CI[-0.11~+0.21](141/314・勝率45%)🟡蓄積中
tier=neutralgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R -0.08 CI[-0.21~+0.04](123/312・勝率39%)🟡蓄積中
group=indexedge前向きN≥80かつ平均RのCI下限>0平均R -0.11 CI[-0.25~+0.02](109/286・勝率38%)🟡蓄積中
指数×ロング(全足ライブ)edge前向きN≥80かつ平均RのCI下限>0平均R +0.03 CI[-0.20~+0.25](115/261・勝率44%)🟡蓄積中
dir=longgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.03 CI[-0.11~+0.16](328/744・勝率44%)⛔反証
reversalL(逆張り買い)gate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.23 CI[+0.04~+0.43](154/291・勝率53%)⛔反証
tier=goodgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.39 CI[+0.13~+0.65](103/173・勝率60%)⛔反証
tier=good×dir=longgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.38 CI[+0.11~+0.66](96/162・勝率59%)⛔反証
trend=下降×reversalLgate前向きN≥80かつ平均RのCI上限<0平均R +0.42 CI[+0.10~+0.75](69/113・勝率61%)⛔反証
「trend=上昇×reversalL」は現在✅昇格ステータスを維持していますが、前向きCI[-0.01〜+0.36]でCI下限がゼロ寸前。降格ルール(昇格後2回連続基準割れで降格)の1回目候補です。次回チェックポイント(N≥160目安)での判定を注視してください。
📊 AIシグナル成績の全体像を見る
シグナル研究日誌の検証結果がリアルタイム追跡されている成績ダッシュボードです。
📊 成績ダッシュボードへ