🧪 AIシグナル研究日誌 #92
ps=1 到達と ds=1 降格警戒が同日交差
——rsi_oversold_bounce 昇格接近 × 上昇トレンド逆張りに赤信号
① 本日のトラッカー更新で何が動いたか
2026年9月8日のトラッカー自動更新で、注目すべき2つの変化が同日に現れた。 一方は昇格への第一歩(ps=1)、もう一方は降格警戒の第一歩(ds=1)—— シグナルの「昇格」と「降格」という対照的なカウンタが、同じ日に1ずつ積み上がった。
本システムでは、ある仮説を「昇格(統計的な条件を満たした状態)」と判定するために 2回連続でCI下限がプラスという条件を設けている。 「ps=1」は「昇格ストライク1回目達成」を意味し、次回も条件を満たせば正式昇格となる。 逆に昇格済み仮説で「CI下限が条件を満たさない」が続くと「降格(ds)」へ向かう。 2回連続のds到達で降格確定。今回の「ds=1」は降格警戒の一歩目だ。
② rsi_oversold_bounce(全足)——昇格ストライク1到達
rsi_oversold_bounce は「RSIが売られすぎ水準(30以下など)から反発したロングシグナル」だ。 全足合計でFWD(前向き検証期間:2026-06-16以降)のTP1/TP2/SL決済済みN=302件、勝ち(TP1またはTP2達成)=158件。 勝率は52.3%(158/302)、95% Wilson CI は[46.7%, 57.9%]。
重要なのはCI下限(46.7%)が損益分岐点(43%)を上回ったことだ。 トラッカーはクラスター補正後の値でCI下限プラスと計算し、ps=1を記録した。
※ 概念を示すイメージ図です(実際の値動きではありません)。横軸=前向き検証期間(2026-06-16以降)、縦軸=累積勝率。黄点線=損益分岐点(43%)。青=全足平均、緑=4H、赤=1H。
時間足別の成績比較(FWD・2026-06-16以降)
| 時間足 | 勝数/決済数 | FWD勝率 | 95% CI(下限) | 95% CI(上限) | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 全足合計 | 158/302 | 52.3% | 46.7% | 57.9% | 🟡 CI下限が損益分岐点超え・昇格接近 |
| 4H足 | 56/91 | 61.5% | 51.3% | 70.9% | ✅ CI下限が損益分岐点を大幅超え |
| 1H足 | 92/198 | 46.5% | 39.7% | 53.4% | ⚠️ CI下限が損益分岐点を下回る |
※ 上表はシステムが自動発火したシグナルの集計記録であり、特定の銘柄・時間足・売買タイミングを推奨するものではありません。過去の成績は将来の結果を保証しません。
③ trend=上昇×reversal_long(昇格済)——降格警戒1ストライク目
trend=上昇×reversalL は「上昇トレンド中のRSI売られすぎ・BB下限タッチ等の逆張り買いシグナル」だ。 2026年7月に昇格(promoted)したが、本日のトラッカー更新でCI下限が条件を割り込み、 降格警戒ストライク1(ds=1)が記録された。
FWD成績(2026-06-16以降): TP1/TP2/SL決済済みN=314件、勝ち=155件、 勝率49.4%(155/314)、CI[43.9%, 54.9%]。 CI下限は43.9%で損益分岐点(43%)とほぼ並ぶ水準であり、エッジの有無が判断しにくい状態だ。
上昇トレンドでRSIが売られすぎを示す場面は「一時的な押し目」と「トレンド転換の始まり」の区別が難しい。 上昇モメンタムが強い局面ほどRSIは高め推移(30以下になりにくい)であり、 RSI30以下という「深い売られすぎ」が現れた時点で、むしろ上昇トレンドの否定サインである可能性がある。 このロジックが49.4%という水準に反映されている可能性がある。ただしこれはあくまで仮説であり、確認は今後の検証による。
ps=1 と ds=1 の対称性——同日交差の意味
本日の観測で興味深いのは、rsi_oversold_bounce(全足・trend指定なし)がps=1に達した一方で、 trend=上昇を絞ったサブセットがds=1に入ったことだ。 これは「逆張りシグナル全体」としてはエッジが育ちつつあるが、 「上昇トレンド中に限定すると」エッジが劣化している可能性を示唆している。
④ 二つのカウンタが交差した日——概念図解
※ 概念を示すイメージ図です(実際の値動きではありません)。横軸=時間、縦軸=前向きCI下限の動き。中央0ライン超えが昇格ストライク条件。
もし上昇トレンド中の逆張りがアンダーパフォームし、 下降トレンド中や中立環境での逆張りがアウトパフォームするなら、 逆張りエッジは「強いトレンドと逆方向に賭けることの非効率」を示している可能性がある。 今後の検証課題として、trend=下降×reversalL の成績比較が有用かもしれない。
⑤ 今後の注目点
rsi_oversold_bounce(全足)——次の確認でps=2なら昇格確定
- 次のチェックポイント(N≈320〜330付近)でps=2なら正式昇格となる
- 4H足のCI[51.3%, 70.9%]は現時点の集計ではCI下限が損益分岐点を上回っており、昇格後のメール対象候補
- 1H足は今後もN増加によるCI確定が必要で、現時点では統計的な結論を出せる段階にない
trend=上昇×reversal_long(昇格済)——ds=2で降格確定
- 次の確認でds=2になれば正式降格(promoted → tracking へ戻る)
- 降格後も前向き検証は継続される。相場環境が変わればCI下限が回復する可能性あり
- 現時点では「逆張り全体(trend指定なし)」と「上昇トレンド限定」のパフォーマンス差に注目
現時点のデータが示す傾向として、rsi_oversold_bounce は4H足に絞ったサブセット(61.5%・56/91)の数字が最も高い。 上昇トレンド中の逆張りシグナルを抽出したサブセット(49.4%・155/314)は、全体平均より低い数字が出ている。 ただし、これはあくまで過去の統計的傾向であり、将来の成果を保証するものではない。 すべての投資判断はご自身の責任と判断でおこなってください。
⑥ まとめ
2026年9月8日の定点観測では、rsi_oversold_bounce(全足)がps=1(昇格ストライク1)に達した。 全足合計FWD勝率52.3%(158/302)、CI下限46.7%が損益分岐点43%を上回った。 特に4H足に絞ったサブセットでは61.5%(56/91)と、全体平均より高い数字となっている。
同日にtrend=上昇×reversal_long(promoted)がds=1(降格警戒1ストライク目)へ移行した。 FWD勝率49.4%(155/314)でCI下限43.9%と損益分岐点とほぼ並ぶ水準。 2回連続ds到達で降格確定となるため、次のチェックポイントが重要だ。
昇格と降格の2つのカウンタが同日に動いたことは、 「逆張りエッジはトレンド環境と無関係ではない」という仮説を検討する機会を与えている。 今後の推移を継続して追跡する。
関連記事
本記事は投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、特定の金融商品への投資を勧誘・推奨するものではありません。 記載された検証結果・統計数値は過去データに基づくものであり、将来の成果・利益を保証するものではありません。 金融商品への投資にはリスクが伴い、元本を割り込む可能性があります。 投資にかかるすべての最終判断はご自身の責任においておこなってください。 本記事の内容に基づいておこなわれた投資その他の行為について、当サイトは一切の責任を負いません。