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🧪 警戒スコアが高い日のシグナルは勝ちにくい? 4868回のデータで確かめた
AIシグナル研究日誌 #114

カテゴリ:🧪 AIシグナル研究日誌  |  公開:2026年9月30日  |  読了:約8分

毎回ひとつの視点からデータを確かめる研究日誌の第114回です。今日は定点観察として「環境の警戒スコア(A〜D)」でシグナルの成績がどう変わるかを調べました。

⏱️ 30秒でわかる今回のまとめ

AIシグナルには、その日の「環境の警戒スコア(A〜D)」が一緒に届きます。スコア別に4868回の結果を分けて調べました。

・通常(A)の日:勝った割合 43.1%(3036回)
・注意(B)の日:勝った割合 41.1%(1347回)— 数字の上では少し低め(ぶれの範囲内)
・警戒(C)の日:勝った割合 46.0%(415回)— 高く見えるが幅が広く、はっきりとは言えない
・危険(D)の日:勝った割合 44.4%(63回)— 件数が少なすぎて何も言えない

今日は定点観察なので、合否の判定はしていません。

① 「環境の警戒スコア」とは何か

このシグナルシステムは、売買のタイミングを示すだけでなく、「その日の環境がシグナルにとって良いかどうか」も一緒に計算しています。これが「環境の警戒スコア」です。

スコアはA〜Dの4段階で、次のような意味を持ちます。

スコア意味典型的な状況
A(通常)特別な警戒なし落ち着いた相場・目立ったニュースなし
B(注意)軽い警戒あり一部の危機ニュース・VIX(恐怖指数)が少し上昇
C(警戒)警戒が高い複数の危機ニュース・VIX急騰・重要指標の発表日
D(危険)強い警戒相場が大きく荒れている・複数の危機が重なる
💡 VIX(恐怖指数)とは
米国株の「恐怖指数」とも呼ばれる指標です。市場の不安が大きいほど数字が高くなります。15以下は落ち着いた状態、25以上は不安が高まっている目安とされています。

「警戒スコアが高い日はシグナルに入らないほうがいい」と考える方もいます。実際はどうなのか、過去のデータで確かめます。

通常(A) 注意(B) 警戒(C) 通常(A) 発火 発火 発火 発火 VIX 価格 時間(概念)

※ 概念を示すイメージ図です(実際の値動きではありません)。VIX(赤点線)が上がると警戒スコアが上がる場面を表しています。

② 調べ方

使ったデータはシグナルの発火と結果の記録です。次のルールで集計しました。

これは「過去の自システムデータ内での集計」です。将来の相場への適用可能性を保証するものではありません。

③ 結果:スコア別に見た成績

警戒スコア 回数 勝った回数 勝った割合 偶然のぶれの幅(信頼区間)
A(通常) 3036回 1309回 43.1% 41.4%〜44.9%
B(注意) 1347回 554回 41.1% 38.5%〜43.8%
C(警戒) 415回 191回 46.0% 41.3%〜50.8%
D(危険) 63回 28回 44.4% 32.8%〜56.7%
全体 4868回 2085回 42.8% 41.4%〜44.2%

※ 警戒スコアの記録がない7回(全体の0.1%)を除く。A〜D の合計は4861回。

35% 40% 45% 50% 55% 43% 43.1% 41.1% 46.0% 44.4% A 通常 3036回 B 注意 1347回 C 警戒 415回 D 危険 63回 ----- 全体の平均(約43%) 縦線はぶれの幅

※ 縦線はぶれの幅を示します。点線(約43%)は全体の平均です。数値は表と同じ集計です。

④ 注目ポイント — 直感と少し違う結果

「警戒スコアが上がるほど成績が悪くなる」という直感とは、少し違う結果が出ました。注目できる点を整理します。

1. 注意(B)の日は全体より少し低い傾向

注意(B)の日の勝った割合は 41.1% で、偶然のぶれを考えた幅は 38.5%〜43.8% です。この幅は全体の平均(42.8%)を含んでおり、通常(A)の幅とも重なっています。数字の上では少し低いものの、偶然のぶれの範囲で説明できる差です。

2. 警戒(C)の日は高く見えるが、幅が広い

警戒(C)の日は 46.0% と最も高い数字ですが、件数が415回と少ないため、偶然のぶれを考えた幅は 41.3%〜50.8% と広くなっています。この幅の中にはベースライン(42.8%)も含まれているため、「本当に通常よりも高いのか」は現時点では断定できません。

警戒(C)の日には「VIXが急騰した日」「複数の危機ニュースがあった日」が多く含まれています。こうした日には「いったん下がってから反発」するシグナルが多く発火する可能性があり、それが勝率を押し上げている可能性もあります。件数が増えれば、もう少しはっきりした答えが出る可能性があります。

3. 危険(D)の日は63回しかなく何も言えない

危険(D)と判定される日そのものが少ないため、件数がまだ集まっていません。偶然のぶれを考えた幅は 32.8%〜56.7% と非常に広く、「勝ちやすいか負けやすいか」はまったくわかりません。

今回は定点観察です。合否の判定はありません。注意(B)の日は数字の上では少し低いもののぶれの範囲内で、警戒(C)の日は「高い」とも「普通」とも言えず、データが増えるのを待っています。

📡 前向きトラッカー定点観測(期待値ベース)

下の表は「この場面のシグナルは勝ちやすいか」などの仮説を、登録日から先の結果だけで確かめた前向き追跡表です(2026-09-30 時点)。

基準日 2026-09-30/昇格=前向きN≥80(🏁ホールドアウト合格はN≥30)・平均R(期待値)の95%CIが0を跨がない・基準合格2回連続で確定(2026-07-19〜)/降格=昇格後の再判定で基準割れ2回連続→🟡へ(2026-07-18〜・再昇格可)

表の見方:「仮説」は、どんな場面で出たシグナルかを表します(小さな文字は研究用の管理名)。「種別」は、その場面のシグナルが「勝ちやすいか」「負けやすいか(避けたほうがよいか)」のどちらを確かめているかです。「平均R」は1回あたりの損益を、損切りになったときの損を1として表した数字で、「CI」はその数字のぶれの幅(95%)です。「CI下限>0」は、ぶれの幅がまるごと0より上=偶然ではなくプラスと言える、という意味です。時間足の指定がない仮説は、1時間足・4時間足・日足を合わせた数字です。
言葉の意味(17語・タップで開く)
  • 全銘柄=このシグナルが見張っている18銘柄(金・銀・原油・株価指数・為替・ビットコイン)
  • 株価指数=日経平均・S&P500・ナスダック100・NYダウ・英FTSE100
  • 円の通貨ペア=ドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円
  • 円以外の通貨ペア=ユーロドル・ポンドドル・豪ドル米ドル・ユーロ豪ドル・ポンド豪ドル
  • 逆張り買い=下がったところで買うこと(ここでは「RSI売られすぎからの反発」か「ボリンジャーバンド−2σタッチ」で買ったもの)
  • 壁=利益確定の目標までの間にある直近の高値(売りなら安値)
  • 選別ランク=過去の成績をもとにシグナルを「最上位・良・普通・避けたい」に分けた目安
  • 移動平均線=直近25本・75本の値段の平均をつないだ線(日足なら25日・75日)
  • RSI=値動きの勢いを0〜100で表す指標(30以下は売られすぎ、70以上は買われすぎの目安)
  • MACD=2本の移動平均の差で勢いの変わり目を見る指標
  • ボリンジャーバンド=平均からのばらつきで引いた帯(−2σは下の線、+2σは上の線)
  • ゴールデンクロス=短い期間の線が長い期間の線を下から上へ抜けること(デッドクロスはその逆)
  • 関連ニュース=シグナルが出たときに集まっていた、その銘柄のニュースの本数
  • 順張り=値動きの向きに乗るシグナル(直近20本の高値・安値の抜け、MACD・移動平均線のクロス)
  • ADX=トレンドの強さを表す指標(20未満は弱い、25以上は強いの目安。上げか下げかは表さない)
  • VIX=米国株の「恐怖指数」(市場の不安が大きいほど高い)
  • ファンダの見立て=毎日朝夕のまとめ(経済指標・ニュース・金融政策)から出す、その銘柄の上げ下げの見立て
仮説種別宣言基準前向き現在値(平均R)状態
全銘柄のシグナル(買いも売りも)
group=all
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.03
CI[-0.03~+0.08]
1631/3714・勝率44%
🟡蓄積中
目標の手前に壁なしのシグナル(買いも売りも)
blocked=False
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.03
CI[-0.03~+0.09]
1303/2960・勝率44%
🟡蓄積中
目標の手前に壁なしの買い
blocked=False×dir=long
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.03
CI[-0.04~+0.11]
1035/2336・勝率44%
🟡蓄積中
買い全般(4時間足のみ)
tf=4h×dir=long
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.02
CI[-0.08~+0.12]
460/1051・勝率44%
🟡蓄積中
選別ランク「普通」のシグナル(買いも売りも)
tier=neutral
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.04
CI[-0.04~+0.12]
436/977・勝率45%
🟡蓄積中
株価指数のシグナル(買いも売りも)
group=index
勝ちやすいか
edge
前向きN≥80
平均RのCI下限>0
平均R +0.00
CI[-0.09~+0.10]
418/972・勝率43%
🟡蓄積中
「RSI売られすぎからの反発」のシグナル
売られすぎ逆張り買い(rsi_oversold_bounce・全足)
勝ちやすいか
edge
前向きN≥80
平均RのCI下限>0
平均R +0.18
CI[+0.01~+0.35]
194/384・勝率50%
🟡蓄積中
上昇トレンド中の逆張り買い
trend=上昇×reversalL
勝ちやすいか
edge
前向きN≥80
平均RのCI下限>0
平均R +0.07
CI[-0.08~+0.22]
153/333・勝率46%
🟡蓄積中
値段が2本の移動平均線より下で出た「MACDのゴールデンクロス」
ステート MACDゴールデン×両MA下(底値圏転換)
勝ちやすいか
edge
前向きN≥30🏁
平均RのCI下限>0
平均R +0.09
CI[-0.12~+0.30]
73/156・勝率47%
🟡蓄積中
逆張り買い全般(日足のみ)
tf=1d×reversalL
勝ちやすいか
edge
前向きN≥80
平均RのCI下限>0
平均R +0.31
CI[-0.25~+0.87]
14/25・勝率56%
🟡蓄積中
買い全般(日足のみ)
ロング全般(日足)
勝ちやすいか
edge
前向きN≥80
平均RのCI下限>0
平均R +0.02
CI[-0.23~+0.28]
54/123・勝率44%
🟡蓄積中
買い全般
dir=long
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.03
CI[-0.04~+0.11]
1243/2804・勝率44%
⛔反証
下降トレンド中のシグナル(買いも売りも)
trend=下降
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.11
CI[+0.04~+0.18]
526/1103・勝率48%
⛔反証
逆張り買い全般
reversalL(逆張り買い)
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.10
CI[+0.00~+0.19]
477/1013・勝率47%
⛔反証
下降トレンド中の買い
trend=下降×dir=long
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.12
CI[+0.02~+0.22]
411/855・勝率48%
⛔反証
選別ランク「良」のシグナル(買いも売りも)
tier=good
負けやすいか
gate
前向きN≥80
平均RのCI上限<0
平均R +0.15
CI[+0.03~+0.27]
357/726・勝率49%
⛔反証
もみあい中の売り
trend=中立・もみあい×dir=short
勝ちやすいか
edge
前向きN≥80
平均RのCI下限>0
平均R -0.08
CI[-0.23~+0.07]
123/312・勝率39%
⛔反証

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